月間「ケミカルの研究報告」2022年10月号

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「ケミカルの研究報告」とは?

かつてRevue(ラボ開設前にニュースレターを配信していたサイト)で刊行されていた記事シリーズ「ケミカルの研究記録」の月刊誌リバイバル版。

ケミカル自身に活動報告をしてもらうのではなく、私がケミカルの活動を研究し、逐次報告していく。

10月期ケミカルの行動等調査研究報告

被験体ケミカルに関する、行動等調査研究報告を再開する。

2022年10月のケミカルは、以下の通り活動した。

  1. Cities:Skylines Season3「市長が夜逃げした街」Episode.1 投稿
  2. ケミレジ定例会議の初開催(レジデンス(サブチャンネル)の活動強化)

Cities:Skylines Season3「市長が夜逃げした街」Episode.1 投稿

16日、ケミカルはメインチャンネルを更新。

渋滞解消に特化した実況シリーズ「市長が夜逃げした街」Episode.1を投稿した。

直近のチャンネル更新は、DLC/CCPのレビュー配信だったため、これが約1ヶ月ぶりのチャンネル更新となる。

また、同シリーズEpisode.0は、DLC/CCP配信と同時期に投稿されたため、これも約1ヶ月ぶりのシリーズ更新となる。

本シリーズはYoutubeとNicoNicoにて公開されているが、Youtubeではプレミア公開されていた。

動画の長さは、22分47秒。これは、Episode.0と比較して3倍以上の尺である。

前半7分は、Episode.0同様に茶番からスタート。副市長とシティスカ市にのしかかる、市の極めて重大な問題が露呈することになる。

前半と後半の繋ぎ、オープニングカットはアイキャッチ画像で短時間で済ませてある。

後半15分は、舞台となるシティスカ市をおおざっぱに眺めていく。渋滞を軸とする諸問題が提示され、どのようにして渋滞が都市を破滅させるのか、丁寧に解説されている。

視聴した感想としては、特に後半パートにおいて首尾一貫としており、都市の眺め方や、都市問題を見極めることの重要性を知ることができた。また、動画最後で要所をまとめることで、視聴者に復習の機会を与える伝え方は、ケミカルの動画では珍しい。新シリーズで新しい取り組みをしたい意図をくみ取ることができた。

一方で、過去動画の視聴を前提とする問答や、ケミカルの声量が大きすぎることは残念だった。

特に後半部分においては、ケミカルと副市長の対談、「ゆっくり」と副市長の対談のように、登場人物が3人いるにも拘わらず、登場人物が2人しかいないかのような話し合い、また、それらが何の仕掛けもなくスイッチするさまは、あまりにも拙い。

「市長が夜逃げした街」は、ゆっくり音声とケミカルの肉声をミックスした実況形式であり、既に視聴者を選ぶジャンルであるがゆえに、脚本や構成ぐらいはしっかりとしてほしいものだ。

そのあたりを聞き取り調査してみることにしよう。

ケミカルへの聞き取り調査 2022.10.30 $$#$$%%QSADL

調査員:今回ケミカルさんには、2週間前に公開された「市長が夜逃げした街 Epi.1」について、様々質問をさせていただきます。
被験体:よろしくお願いいたします。

調査員:早速質問に移らせていただきます。今回の動画制作にあたっては、制作期間が1ヶ月程かかったと研究員から聞いております。制作にあたって差し当たった困難や苦悩などお聞かせください。
被験体:正確には1ヶ月ではありません。エピソード0公開前から既に、動画の脚本や演出は準備しておりました。久々の動画投稿でしたので、長い時間を掛けてバックボーンを組みましたし、それなりに気合も、出来の自信もありました。しかし今回、私は盛大に失敗してしまいました。というのも動画の制作途中、それも進捗60%ぐらいの頃に台本の内容を精査したところ、前半後半部分ともに首尾のねじれがあると発覚したのです。脚本の制作に時間を掛けたからこそ、失敗のショックが大きかったです。さらに悪いことに、気付いたときには既に私がレコーディングを完了し、字幕入れも終わった後のことでした。脚本を再構成せざるを得ないものの、私のせいで労力の極めてかさむ制作段階に入っていて、私は酷く落胆し、申し訳なく思ったことを覚えています。制作期間も長くなっていましたから、早く動画を完成させることを最優先に、脚本の再構成に挑みました。どうやれば早く動画を完成させることができるのかと考えました。その結果、本来私のパートを再構成してレコーディングをして、字幕とレコを合わせて作るよりも、私のパートを丸ごとゆっくり君にレコーディングしてもらうのがいいのではと考えつきました。これは特に、字幕入れ・字幕合わせを行う労力がかからないためです。結果、そのようにしたため、ゆっくり君と副市長がやたら話すパートができてしまいました。一部ゆっくり君が独占して話すパートを除けば、私とゆっくり君が副市長と3人で対談する脚本になっていて、ここを改変せざるを得なくなったことは、動画を早く届けようとする一心で、再度書き直した脚本に問題があるまま制作を進めてしまった私の責任です。視聴者の皆様におかれましては、不自然な動画を公開してしまい申し訳ございませんでした。そして、ゆっくり君には感謝しかないです。この場を借りて、感謝申し上げます。ありがとうございます。
調査員:ありがとうございます。そのようなことがあったのですね。ご苦労様でした。

調査員:では次の質問です。今回の動画でこだわった点があればお聞かせください。
被験体:はい。今回の動画は「都市問題を多角的に見る」内容で、映像にあまり動きがないことが制作開始段階から問題視されていました。そこで、大量の挿絵を入れることになりました。キャプションや注目すべき場所を普段より多く入れる作業は大変でしたが、後半部分はそれなりに画面が動いていたのではないかと思います。次回以降はシティスカ市の中をカメラが動くので、今回ほど挿絵が出てくることは無いと思います。
調査員:ありがとうございます。

調査員:先ほど脚本の不備や再構成からくる問題に言及がありましたが、それ以外で反省点はありましたらお聞かせください。
被験体:動画をプレミア公開中に気が付いてしまったのですが、私の声が少し大きかったようですね。私の声が少し小さいのでゲインしてお届けしているのですが、少し上げすぎてしまったようです。
調査員:今後の課題ということですかね。
被験体:はい。視聴者の皆様におかれましては、重ねて申し訳ございません。

調査員:そういえば、Youtubeでは動画をプレミア公開されていましたね。エピソード0ではプレミア公開されなかったにも関わらず、この動画をプレミア公開された理由をお聞かせください。
被験体:プレミア公開を実施して、どれほどの人が集まってくれるのか見たかったというのが一番ですね。現在メインチャンネルでのライブ再開を含めた、チャンネル活動の強化を目論んでおりまして。どの程度の人が集められるのかについて、数字で見ておきたいなと思っておりました。
調査員:なるほど。
被験体:ちなみに8人ぐらい同時接続してくれたみたいですよ。ありがたいことです。シリーズ最終回でも同じようにプレミア公開して、どれほどの人が集まってくれるか。また時期を開けて見たいですね。
調査員:エピソード2以降のプレミア公開予定はない、ということでしょうか。
被験体:はい。その通りです。
調査員:シーズン3最後の動画、プレミア公開が今から楽しみですね。

調査員:ラスト2問です。次のエピソードの更新はいつ頃を予定していますか。抽象的でもよいのでお聞かせください。
被験体:エピソード1では、挿絵の制作にそれなりの日数を割くことになったことを踏まえると、その部分については制作期間の短縮に働くように予想しています。しかし今回はエピソード1と違い、台本が未完成で、制作期間が長期化することが予想されます。そのため、エピソード1同様、1ヶ月程度の期間で、11月中旬に公開できるのではないかと予定しております。

調査員:ありがとうございます。最後に一言お願いします。
被験体:このシリーズで初めてNicoNicoで動画投稿をさせていただきました。NicoNicoの仕様に慣れず、前回はサムネイルを動画内に準備しない、痛恨のミスをしてしまいました。まだまだ不慣れなところがありますが、今後も定期的な動画投稿を行っていきたいです。何卒宜しくお願い致します。

調査員:宜しくお願い致します。以上です。ありがとうございました。
被験体:ありがとうございました。

私が示した問題点を被験体自身も理解しているようだ。

ケミレジ定例会議の初開催(レジデンス(サブチャンネル)の活動強化)

10月初めから、サブチャンネルは一切動いていなかったが、「市長が夜逃げした街」Episode.1 の公開数日後、突如サブチャンネルが活発に活動し始める。

中でも特徴的だったのは「ケミレジ定例会議」なる配信が初めて開催されたことだ。

今後の活動内容を視聴者に相談する内容となっていた。

決まった内容は以下の通り。

  • メインチャンネルでCities配信をいずれ復活させる。
  • メインチャンネルでCities配信を復活した場合は、MODの要素を取り込んだバニラで縛りのある街開発を行う。
  • 今までやったことのないゲーム、今までやってたゲームにも貪欲に挑む。

各種サムネを制作した回。

その他サブチャンネルの活動については以下の通りだ。
今までやったことないゲームやかつて配信していたゲームをしていたようだ。

これをみるに、パート2の台本が完成した、ということだろうか。

動画制作の進捗もそれなりのようだ。

もしかすると11月中旬より早く動画が公開されるかもしれない。

調査報告

動画投稿以前/以後がはっきりと分かる形で、潜伏状態から活動を再開、活動が多様化している。

言うまでもなく、これ自体はよいことだが、心配事が唯一。

その節目前後における配信活動の変わりようである。

20日より以前は、10月期の配信は一切なく、16日の動画投稿のみであった。

これは、動画編集と投稿で疲弊していたと推測される。

ところが、20日(木曜日)に配信を再開してからは3日連続でサブチャンネルを更新し、30日までに計7回の配信を行っている。

沢山活動している姿を見て視聴者の方は喜ばれることだろうが、活発な配信活動はかえって視聴者の方を心配させる可能性もある。

「リハビリ」といえど疲弊しない程度に、適度に活動して欲しいものだ。

2022年11月1日

研究員A

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