こんにちは。私ケミカルと申します。
今回のタイトルは「CSL用語・略語・造語集」と銘打っておりますが、例えばCSLとは「Cities:SkyLines」の略語です。同じくCities:Skylinesは「Cities:Skylines」として「C:S」と略されることもあります。またシティーズスカイラインと読むことから、「シティーズ」「シティスカ」のように略して呼ばれることもあります。
このように、Cities:Skylines界隈が長きにわたって作り上げてきた歴史の中で、多岐にわたる略語・造語が作り出されてきました。しかしながら、略語や造語が作り出されることは、コミュニティの中で新規のユーザーへの障壁となってしまうこともあります。そこで本稿では、初心者にも易しいアプローチで、略語・造語を解説していきます。知っておきたい用語・略語・造語を学んで、シティーズを深く理解してみましょう。
- ゲーム・3Dゲーム・MODゲーム全般に通ずる用語・略語
- シティーズ全般の用語
- シティーズの追加コンテンツ関連の略語
- シティーズのMOD関連の略語・造語
- AN: 「Adaptive Network」
- AVO: 「Advanced Vehicle Options」
- BOB: 「BOB, the Tree and Prop Replacer」
- CAL: 「Custom Animation Loader (CAL)」
- CSUR: 「Cities:Skylines Urban Roads」
- EML: 「Extended Managers Library」
- ETST: 「Extra Train Station Tracks」
- IMT: 「Intersection Marking Tool」
- IPT2: 「Improved Public Transport 2」
- LOM: 「Load Order Mod」
- LSM: 「Loading Screen Mod」
- MOM: 「Metro Overhaul Mod (MOM)」
- NCR: 「Node Controller Renewal」
- NE2/NExt2: 「Network Extensions 2」
- NS: 「Network Skins (Sunset Harbor compatible)」
- NTCP: 「Non-Terrain Conforming Prop」
- PLT: 「Prop Line Tool [PLT] (vAlpha)」
- PO: 「Procedural Objects」
- RICO: 「Ploppable RICO」
- RON: “Replace Our Networks.” 「the network replacer」
- SVS: 「Service Vehicle Selector 2」
- TLM: 「Transport Lines Manager」
- TVP: 「Tree and Vehicle Props」
- TM:PE: 「Traffic Manager: President Edition」
- ULOD: Ultimate Level Of Detail (ULOD)
- サーフェス(Ploppable Asphalt+)
- シティーズのカスタムアセット関連の略語・造語
- JEOS: 「JP Expwy other signs」
- JMOD: 「JP Ministry Of Defense」
- JPAS: 「Japanese Auxiliary Sign Prop Pack」
- JPCR: 「JP City Roads」
- JPCS: 「JP Custom Shrine」
- JPEC: 「JP Electrical Cabinet」「Japanese Electrical Cubicle」
- JPEH: 「JP Easy House」
- JPEP: 「JP Easy Park」
- JPES: 「JP Elementary School」
- JPGP: 「JP Gate Pole」
- JPHY: 「JP Highway」
- JPMS: 「Japanese Module Sign」
- JPN: 「Japan」
- JPPe: 「Japanese Pole series」
- JPPS: 「Japanese Police Station Sign(KOBAN) Park」
- JPRP: 「Japanese Railway Speed Limit Sign」
- JPSP: 「JP Sightseeing Prop」
- JPTS: 「JP Traffic Sign」
- JPTL: 「Japanese Traffic Light」
- JRIS: 「Japan Refuge Island Set」
- 原戸(ぱらど・はらど)
- 市庭図(シティーズ)
- シティーズの実況動画などで見られる用語・造語・略語
- まとめ
ゲーム・3Dゲーム・MODゲーム全般に通ずる用語・略語
DLC:「DownLoadable Contents」
「ダウンロードコンテンツ」の略語で、さまざまな追加機能を実装することができます。MODとの大きな差は、デベロッパー(開発元)がゲームの開発者・開発会社、あるいは明示された下請けであることがほとんどで、これの売り上げが、直接・間接的にオリジナルの開発者に還元されることだと言われています(諸説あり)。
FPS: 「Frame Per Second」
「一秒に何回のフレームが表示されるか」を表す指標で、高ければ高いほど、マシンスペックも高いと言えます。この数字を知らない・意識したことが無い方のモニターはまず30/60fpsと言い切っていいでしょう。これが一桁台に落ち込んでくると画面がパラパラ漫画のようになり、一般的にゲームプレイにストレスがたまると言われますし、格闘ゲームのようなコンマ一秒が命取りになるようなゲームは144fps,160fps,240fpsのような数値、それを出力できるGPU,モニターなどが求められますが、短時間で勝負が決するようなことがないCitiesにおいては、少なくとも20fps程度あれば快適なゲームプレイが可能だと思います。
LOD: 「Level Of Detail」
直訳すると「ディテールの段階」でしょうか。3Dゲームにおいて、カメラが遠景になると、近景と相対的に表示されるオブジェクトの数が増えるため、描画処理が重くなりがちです。そこで、一つのオブジェクトに描画用の複数の3Dモデルを準備し、カメラの距離によって段階的にオブジェクトの解像度(ポリゴン数など)を変更することで遠景での描画処理を軽減することを目指す仕組みのことです。遠景になれば画面上でそれが小さく表示されるから、それ自体の解像度が高くある必要がないというわけですね。
LUT: 「LookUp Table」
直訳すると「参照する表」でしょうか。簡単に言うとLUTがあることで色調補正を行うことができるようになります。もちろんシティーズにも、LUTを導入することができます。
MOD
「改変」「変更されたもの」「改良されたもの」の意味を持つ「Modification」の略語ともいわれています。アプリケーション、Citiesの場合はCities.exeの機能を拡張する、有志によって制作されたプラグインのことを指します(例外あり)。
Modder
MOD製作者のことです。アセットクリエイター・MODクリエイターなど呼び方は様々で、整理されてはいません。
アセット・カスタムアセット
CSL Japan鯖など、日本コミュニティで海外ニキが翻訳した日本語で話してくださるときに「資産」という単語を見たことがある人もいるのではないでしょうか。アセットとは、ゲームに導入できる構成要素を広く指すもので、直訳すると「資産/財産」になります。このうち、デベロッパーがあらかじめゲームに導入する構成要素をバニラアセットといい、これに対して、ユーザーが既存のゲームに導入するために制作された構成要素をカスタムアセットと言います。もちろん、Citiesのワークショップで頒布されているアセットすべてがカスタムアセットにあたります。
コンソール
直訳すると「入出力装置」でしょうか。日本流に言うとコンシューマーゲーム、つまり家庭用ゲーム機のことを指します。CitiesにおいてはPS4版・Switch版・Xbox版のことを指します。
パッケージ (23/04/30追加)
ワークショップ上に頒布されているアイテムの内、MODとアセットが全て内包されているMOD。
バニラ
前述のMODやカスタムアセットを導入していない、ゲームの原型をとどめた状態を指します。バニラアイスのプレーンな味わいが由来だとされています。PCゲームにおいては「バニラプレイ」などと、MODを入れないことを宣言し、一種の縛りプレイとして扱うこともあります。
前提MOD
あるMODが動作するための前提要件として導入されている必要があるMODのこと。ここに代表的な例を挙げておきます。MOD「Move It」でプロップをさらに自由に移動させたい場合、「Prop Anarchy(またはProp Snapping)」が既に動作していなければなりません。このとき、「Prop AnarchyはMove Itの前提MODである」と言います。しかし同様に、Prop Anarchyを動作させるにも前提MODが必要になり、「Move It」→「Prop Anarchy」→「EML(後述)」→「Harmony 2」といったように、一つの機能を導入するつもりが、まるで数珠繋ぎのようにMODを連ねて導入することが求められる場合があります※1。従ってMODの導入には、特に前提MODにサブスクライブの漏れがないか、念入りに確認することが求められます。※現在、Prop Snapping/Prop Anarchyは非推奨です。同様の機能を提供するProp Controllの導入をおススメします。
シティーズ全般の用語
プロップ
直訳すると「小道具」でしょうか。都市シミュレーションには影響を与えず、マップ上に配置できる修景オブジェクトです。デカール・サーフェス(ともに後述)もプロップの一種です。
デカール
直訳すると「転写シート/シール/ステッカー/マーキング」。プロップの一種にも関わらず、デカールそれ自体は非可視になっていて、地面・あるいはオブジェクトの上に乗ることで、デカールの持つ柄をそれに転写する効果をもつ、変わったオブジェクトです。
本来は遊園地のタイルなど地面の上に乗せて描写することを目的に開発されたと思われますが、オブジェクトの上にデカールを乗せることもできます。そのためには、設置の制約を無視して配置する必要があり、それに準じたMODが必要となります。
ネットワーク
道路、線路、歩道、フェンス、送電線など、マップ上に配置する際に直線・曲線で配置するもの全般を指します。後述のノード・セグメントは、ネットワークの構成要素です。
ノード・セグメント
ネットワークの構成要素で、直訳すると「節」「区間・一区分」といったところでしょうか。
我々がペンを持って紙に線を引くとき、自然と線の始点と終点を決めて線を引いているとは思いませんか?線が線たりうるためには、線の末端である2点が線の位置を決め、それをつなぐ曲線の曲がり具合にによってその直線・曲線が決定される、そのようなプロセスをもっています※2。ネットワークの位置を決定する点・節・末端のことをノードと呼び、これらノードを結ぶ直線・曲線のことをセグメントと呼びます。
これに倣うと、ネットワークの末端は一つのノードに一つのセグメントが接続されたもの、ネットワークの接続点は一つのノードに二つのセグメントが接続されたもの、交差点は一つのノードに三つ以上のセグメントが接続されたものと解釈することができます。
シティーズの追加コンテンツ関連の略語
CCP: 「Contents Creator Pack」
コンテンツクリエイターパックの略語です。コンソール版・PC版問わず購入して導入できる点ではDLCと同じですが、DLCとは違い、デベロッパー開発ではなく、PC版ワークショップで著名なカスタムアセット制作者/Modderによって開発されている点でしょう。最新のCCPは「Bridge & Piers」※3です。
SH: 「Sunset Harbor」
都市間バスサービスや漁船が追加できるDLC「サンセットハーバー」の略語です。DLCのアイコンにも「SH」と書かれているので、DLCについてはこれを特記しました。
シティーズのMOD関連の略語・造語
MODの数も種類も多岐にわたるため、これらも略されることが多いです。
解説に当たってMODの略語と共に、MODの配布元へのリンクが併記されていますが、
くれぐれも、MODの導入は自己責任でお願いいたします。
AN: 「Adaptive Network」
このMODは、道路に対して見た目上の変化を与えることができます。
MODをサブスクライブする
AVO: 「Advanced Vehicle Options」
このMODは、各乗り物に対する制御を可能にしてくれます。制限速度や、加減速度合い、スポーンの許可・禁止などを各乗り物ごとに違う値で与えることができます。
MODをサブスクライブする
BOB: 「BOB, the Tree and Prop Replacer」
公式もBOBと略します。Steamワークショップには「Beautify Our Builds (BOB).」とあります。
このMODは、マップ上に配置されているプロップ・樹木を一度にすべて置き換えることを可能にしてくれます。
MODをサブスクライブする
CAL: 「Custom Animation Loader (CAL)」
公式もCALと略します。
このMODは、通常のカスタムアセットでは表現できないアニメーションをシティーズに読み込ませることができるようにしてくれます。ものが動いていると街としての説得力が増しますよね。エレベーターやエスカレーター、ガントリークレーンにユンボ、観覧車に至るまで多くのカスタムアセットの前提MODとなっています。またこれは「Movable Bridge Mod」の前提MODであり、実際に開く跳ね橋なども、これらのMODのおかげで表現することができるようになりました。
MODをサブスクライブする
CSUR: 「Cities:Skylines Urban Roads」
これは、公開当時としては貴重な「シフト」や「オフセット」の概念から制作された独自の道路アセット群、並びにそれらの制御MODです。
中国のような大規模な都市高速道の敷設に向いているアセット・MODです。
↓下にリンクされているものは2代目で、オリジナルや、現在開発進行中の3代目「CSUR Lite」があります。今後の動向に注目していきたいですね。
MODをサブスクライブする
EML: 「Extended Managers Library」
このMODは、Cities本来のものではないフレームワークを実装して、そのフレームワーク上でMODを動かす、ということなのですが、筆者はフレームワークとか分からんので他の人に丸投げします。
「Prop Anarchy」の前提MODであり、様々なProp系MODとの非互換性を有していますが、Prop AnarchyによってそれらMODの機能をおおよそ網羅しているだけでなく、その利便さ、軽量さは群を抜いており、筆者のプレイ環境も随分よくなりました。ありがてぇありがてぇ…。
MODをサブスクライブする
ETST: 「Extra Train Station Tracks」
このMODは、ゲームに駅のホームを追加するMODです。カスタム駅の一部として使うことを前提に設計されていて、かつてのワークショップでは、頒布されるカスタムアセットの駅の使用には大抵このMODの使用が求められました。
MODをサブスクライブする
IMT: 「Intersection Marking Tool」
このMODは、道路ネットワークの表面に手動・半自動でデカールを配置することができます。道路の境界から生成されるポイント同士を結ぶことで線・領域を作り、線を引く・塗る・埋めるなどの操作ができるようになります。
MODをサブスクライブする
IPT2: 「Improved Public Transport 2」
公式もIPT2と略します。
このMODは、マップ上にスポーンする公共交通機関の乗り物を制御することを可能にしてくれます。路線に出てくる乗り物の台数、乗り物一台一台の構成を変更したり、一台一台に対する路線の工程の完了度合いなどを表示するなどできます。
MODをサブスクライブする
LOM: 「Load Order Mod」
これは、マップのロードに入った際に、どの順序でMODを読み込むかを指定できる外部ツールです。
Cities.exeを起動せずに、このツールを起動することで、順序を切り替えられます。
MOD 「Harmony 2」を先に読み込むことで、ロード処理の最適化が行えることを狙ったもので、筆者のプレイ環境も、ロード処理が早くなったように感じています。
MODをサブスクライブする
LSM: 「Loading Screen Mod」
このMODは、カスタムアセットの読み込み時間を軽減してくれるMODです。メモリ使用率の検知、カスタムアセットの数、ロードの進行状況やロードの異常を検知し、クラッシュファイルの解読にも役立ちます。マップ読み込みの王様です。いつもお世話になっております。
MODをサブスクライブする
MOM: 「Metro Overhaul Mod (MOM)」
公式もMOMと略します。
このMODは、当時としては不十分だった地下鉄の要素を大幅に追加するもので、このMODを前提としたさまざまなMOD、カスタムアセットがワークショップに展開されました。
MODをサブスクライブする
NCR: 「Node Controller Renewal」
このMODは、Kian.zarrin氏の「Node Controller」をもとに開発されたMODで、多言語対応・ユーザーフレンドリーな操作パネル・UIを実現したMODです。ベータ版もあります。
MODをサブスクライブする(Stable版)
NE2/NExt2: 「Network Extensions 2」
このMODは、リリース当時としては画期的な、MODによってアセットを拡張することが可能でしたが、宗教上の理由(諸問題)で筆者はこのMODの使用を推奨いたしません。
その理由など諸々についてはこちらをどうぞ。
NS: 「Network Skins (Sunset Harbor compatible)」
このMODは、ネットワークに関する様々な操作を可能にします。ネットワークにつく電灯を変更する・無くす、ネットワークの路面の色を変更する、架線柱の種類を変更するなどができます。
MODをサブスクライブする
NTCP: 「Non-Terrain Conforming Prop」
Citiesには、地形に追従するオブジェクトと、そうでないオブジェクトがあります。例えばMOD「Move It」と「Prop Snapping」を併用した環境においては、地形追従のないプロップはPageUp/PageDownに伴って宙に浮いたり、設定によっては地面に埋まったりしますが、地形追従のあるプロップはこの一切を受け付けません。
このMODは、TVP(後述)と同じ技術を用いて、地形追従のあるプロップの3Dモデルから地形追従のないプロップを自動で生成することができます。これにより、宙に浮かせる・地面に埋める・PO化(後述)などの効果を狙えます。
PLT: 「Prop Line Tool [PLT] (vAlpha)」
公式もPLTと略します(MODアイコンも光源のあるプロップでPLTと書いている)。
このMODは、プロップ・樹木を連続して、直線・曲線・円形に配置することができるようにしてくれます。
MODをサブスクライブする
PO: 「Procedural Objects」
このMODは、建物・プロップに対して頂点編集ツールを追加することで、モデリングソフトのようにゲーム内で簡易なモデリングが可能になるMODです。移動・回転・拡大縮小はもちろん、建物の一部だけを消したり、看板の文字を書き換えたり、大まかなアニメーションを追加できたり、果てには天地をひっくり返す(物理)もできてしまいます。テクスチャマネジメント機能の登場により、計り知れない程自由な改変が可能となりました。
MODをサブスクライブする
RICO: 「Ploppable RICO」
このMODは、4×4セル以上の建物に対してRICO(Residential,Industrial,Commercial,Office)の役割を与えることができるようにしてくれます。その開発の過程で、すべての建物に対してRICOなどの役割を与える、与えなおすことができるようになっています。リンクはオリジナルではなくAlgernon氏の改良版のものを貼っておきます。
MODをサブスクライブする
RON: “Replace Our Networks.” 「the network replacer」
このMODの面白い点は、このMODの呼称がMODの名前そのものではない点でしょう。
このMODは、マップ上のネットワークをすべて検知し、極めて簡単な操作で、同じ種類のネットワークすべてを別の種類のネットワークにアップデートすることを代行してくれるMODです。筆者は道路のバージョンアップ処理にお世話になりました。街づくりそのものに必要なMODではないですが、いざという時に重宝するMODの一つに違いありません。
MODをサブスクライブする
SVS: 「Service Vehicle Selector 2」
このMODも、公共交通機関の乗り物を制御することができます。ただし交通機関の種類ごとに車種を決定するプロセスを踏んでいるのでIPT2の方が高機能になるかもしれませんね。
MODをサブスクライブする
TLM: 「Transport Lines Manager」
このMODは、乗り物のスポーン管理や公共交通機関の車両管理だけでなく、路線ネットワークの図を生成したり、時間帯によって運賃を変化させるなども可能にしてくれます。
TVP: 「Tree and Vehicle Props」
このMODは、樹木や乗り物の3Dモデルから、プロップとしてアセットを自動で生成してくれるMODです。生成したプロップはランダムツリーではないので樹木のサイズを一律に固定して配置出来たり、これはPO化できるので、擁壁に張り付く芝生や、世界樹など、通常では無理な樹木を作ることができます。また、乗り物から生成したプロップを使って、カスタムアセットの制作者さんがプロップ版の乗り物を準備していないとしても、乗り物版の3Dモデルデータを使って乗り物を配置できるようになります。リンクはオリジナルではなくsway氏の改良版のものを貼っておきます。
MODをサブスクライブする
TM:PE: 「Traffic Manager: President Edition」
コロン(:)を含めて「TM:PE」。
このMODは、道路上の交通整理が行えます。President Edition(市長版)と冠されているのは、このMODが旧来の複数のMODの要素を取り込んで開発されたからで、このMODは間違いなく、交通整理系MODの貪欲な王様です。いつもお世話になっております。
MODをサブスクライブする
ULOD: Ultimate Level Of Detail (ULOD)
公式もULODと略します。
このMODは、LODの切り替わる距離を変更できるようにしてくれます。時にカスタムアセットの中には、近傍のLODと遠景のLODが異なりすぎるためにLODが切り替わることが明らかになってしまう、ビジュアルとして良くないアセットもあります。そこで、LODの距離を切り替えることで近傍のLODを使い続けることができるようになります。しかし、LODの項でも説明したように、距離が一定以上になってもLODを切り替えないと描画処理が多くなるため、この数字が高いほど強力なGPUが必要になります。あなたのGPUと相談して導入・数字の変更をしましょう。
MODをサブスクライブする
サーフェス(Ploppable Asphalt+)
サーフェスとは、本来はMOD「Move It」における詳細フィルター機能によって細分されるプロップの一種のことですが、この区分がそもそもMOD「Ploppable Asphalt+」のために与えられた区分であることから、このMODそのもののことや、MODを要求するカスタムアセット全般をサーフェスと呼ぶようになりました。リンクはオリジナルではなくMasaki Kimura氏の改良版のものを貼っておきます。
MODをサブスクライブする
シティーズのカスタムアセット関連の略語・造語
JEOS: 「JP Expwy other signs」
JPTS(後述)とは別扱いになっている、日本の高速専用の道路標識アセットパックです。
JMOD: 「JP Ministry Of Defense」
防衛省関連のアセットパックです。
JPAS: 「Japanese Auxiliary Sign Prop Pack」
日本の標識の補助看板パックです。
JPCR: 「JP City Roads」
日本の市街地によくある、大通りの道路アセットです。
道路のカスタマイズ動作にはMOD「Adaptive Network」が必要です。「AN」の項を参照のこと。
JPCS: 「JP Custom Shrine」
日本の神社・寺関連のアセット群です。
JPEC: 「JP Electrical Cabinet」「Japanese Electrical Cubicle」
日本の電力キャビネット/キュービクルのアセットパックです。
JPEH: 「JP Easy House」
日本の家が手軽に作れるアセットパックです。
JPEP: 「JP Easy Park」
日本の公園が手軽に作れるアセットパックです。
JPES: 「JP Elementary School」
日本の学校校舎の関連アセットパックです。
JPGP: 「JP Gate Pole」
日本の門型支柱のアセットパックです。
JPHY: 「JP Highway」
日本の高速道路のアセットパックです。
JPMS: 「Japanese Module Sign」
日本のモジュール式の看板アセットパックです。手前味噌です。
動作には、MOD「Move It」や「Procedural Objects」が必要です。
JPN: 「Japan」
JPではなくJPNと表記されるパターンもあります。時代の流れですが、最近ではJPNを使わず、JPを使う人が多いように感じます。
JPPe: 「Japanese Pole series」
日本のポール柱のアセットパックです。
JPPS: 「Japanese Police Station Sign(KOBAN) Park」
日本の警察署の看板のアセットパックです。
JPRP: 「Japanese Railway Speed Limit Sign」
日本の鉄道の速度制限標識のアセットパックです。
JPSP: 「JP Sightseeing Prop」
日本の観光地によくあるもののアセットパックです。
JPTS: 「JP Traffic Sign」
日本の道路標識アセットパックです。
JPTL: 「Japanese Traffic Light」
日本の信号アセットパックです。
JRIS: 「Japan Refuge Island Set」
日本の路面電車の安全地帯のアセットパックです。
原戸(ぱらど・はらど)
Cities:Skylinesを管理する企業、Paradox Interactive(パラドクス・インタラクティブ)を語源とする造語。地名によく用いられる。
市庭図(シティーズ)
Cities:Skylines、もとい「シティーズスカイライン」を語源とする造語。地名によく用いられる。
シティーズの実況動画などで見られる用語・造語・略語
公共の福祉(こうきょう‐の‐ふくし)
本来は、社会全体の共通の利益のこと。CSLにおいては、再開発や市長の欲望実現のために住民に立ち退きや不便を強いている状況で利用されることが多い。
まとめ
いかがだったでしょうか。ためになった単語はありましたか?
主要な用語・略語・造語は網羅しているかと思いますが、知らないMODの略語・造語があればお知らせ頂けると嬉しいです。
知らない用語・略語・造語がある場合にはこれもお知らせ頂けると、筆者とても嬉しいです。
その用語・略語・造語に一般性があると確認し次第すぐさま登録いたします。
ありがとうございました。
2021/12/23 追記・再掲
2022/04/06
JPアセット関連の略語を追記
2022/05/27
「JMOD」などを追記
2022/05/29
「JPTL」などを追記
2022/07/21
「AN」「JPCR」などを追記
「シティーズの実況動画などで見られる用語・造語・略語」を追加
「公共の福祉」提供:がとも氏
※1 Prop SnappingとProp Anarchy/Extended Managers Libraryは非互換性があるので共用しないこと(21/12/23時点)。
※2 直線は、曲がり具合の無い曲線と解釈することもできる。
※3 21/12/23時点。
コメント